ずっと本当のことを言わないといけないと意地になっていた。
本当のことばかり言うようにしていたから敵も増え
攻撃もされ迫害された
それでも「殺されたって本当のことを言ってやるぞ」と意地になっていたこともあった。
そんな自分を突き動かしていたのは「嘘で陥れられることが恐怖だったから」だとわかった。
小さい頃かずっと嘘で陥れられ、ねつ造されてきた。
誤解を解こうとすることさえ疲れ果てていた。やり方もわからなかった。
だから出来ることは「本当のことを出来るだけ言うようにしていくこと」だった。
だけど、やっと、大きな変わり目に来た。
「本当のことを言わなくてもいいんだ」
「自分のことは自分がよく知っている」
「もうあのような家族ぐるみのでっち上げは終わったこと。そしてそれを防ぐことも出来る。大丈夫」と、思えるようになった。
つまり、意地になって本当のことを言い続けて「僕は人間だから嘘をつくことはあるけど、あいつらが言っていることは嘘だ、濡れ衣だ」と言う必要はなくなったということ。
「嘘で陥れられることが恐怖」を知り尽くしたことで、その恐怖が小さくなっていったのです。